先輩社員紹介
得意のLinuxのスキルを存分に発揮。
未来を見据え設計力の向上にも励む。
Y.H
事業戦略 アドバンスドテクノロジーセンター
2011年新卒入社
建築学部 建築学科卒
現在の仕事内容
仮想化やクラウド連携などをテーマに、Linuxボードを用いた次世代の車載ソフトウェア向けのPoC開発に携わっています。PoC(Proof of Concept)は「コンセプト実証」と訳すことができ、IT系の開発現場におけるPoC開発とは、お客様が要望する機能の実現可能性や、それに伴う新たな開発手法や理論・概念の有効性などを検証するために行います。試作のさらに前段階に当たる部分でもあるため、まずは実地で機能するものを作ることが最優先であり、一般的なプロジェクトの開発案件とは少し毛色が異なります。継続的にこの案件を続けていくには、日々生まれる新しい技術に対して情報収集を欠かさず、社外での技術イベントにも参加するなど、自己研鑽や社外の技術者との交流を積極的に図ることが重要だと考えています。
仕事のやりがいや醍醐味
現在のプロジェクトに着任する以前から、長い間Linux関連の仕事に携わってきました。PoC開発ではLinuxが扱えることが有利に働くシチュエーションが多く、これまでのキャリアで培ったスキル・経験を存分に活かすことができており、お客様に感謝されることも増えてきました。また、Linuxの知識を通じてネットワークのことにも随分と詳しくなったので、その知識を業務だけではなくプライベートにも活かせています。例えば無線LANの設定ひとつ取っても高度な設定ができるようになりましたし、最近流行りのスマートホームに対しても、その根本的な仕組みの部分から理解することができています。ネットワークが必要不可欠になった現在において、私がこれまでに身に付けたスキルは、公私にわたって大きな武器になっていると実感します。
今後の挑戦について
ソフトウェア開発の中でも、基本設計といった上流の工程を担当できるようになりたいのですが、まだまだ力不足だと感じているので、上司にも教わりながら設計力の向上に取り組んでいます。そうすればお客様により良いシステムの提案ができるようになりますし、開発のクオリティが向上することで新しいビジネスの獲得にもつなげていけるでしょう。自分だけではなくメンバーへの技術共有の機会も設けて、大阪NDS全体の技術力向上にも貢献していければと考えています。
キャリアパス
2011年 新卒で大阪NDSに入社
配属先のエンベデッド分野でC言語を使った研修、OJTに取り組む
2015年 組込みLinux開発に着手
空気清浄機、バッテリーの制御、高度交通システムに関する端末のシステム開発などを経て組込みLinux開発を担当。同年にマイコン開発LinuC レベル1 資格を取得
2017年 プロジェクトリーダーを担当
次世代の車載ソフトウェア向けのPoC開発においてプロジェクトリーダーに着任。2019年に応用情報技術者資格を取得
応募を考えている人へのメッセージ
仕事には楽しいときもあれば大変なときもあります。そうした壁を乗り越えるときに、自分なりのモチベーションになるものを持っておくのはすごく大事なことです。私の場合は、モノづくりやパソコンが好きなことが大きなモチベーションになってきました。上司や役員、社長までの距離が近く、気軽に悩みが相談できるので、自分なりのモチベーションを持っていれば、前向きに仕事に取り組み、成長していける環境がこの会社にはあります。モノづくりが好きな方、共に切削琢磨できる方と仕事ができる日が来るのを楽しみにしています。