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環境だより Vol.9
電気
核融合発電という、原子力発電(核分裂)よりもクリーンな発電方法があるという記事を見てどんなものか調べたのですが、実用化が21世紀後半でした。
自分が死んでからのことを書いてもなぁと悩んでると、宇宙エネルギー利用システム(SSPS)が2030年(たぶん生きてる)実用化を目指しているということで、紹介したいと思います。
SSPSとは、宇宙に太陽電池を用意して、そこで得たエネルギーを、地上・海上にある施設に向けて、マイクロ波またはレーザーを照射して、電力に変換するものです。直径2~3kmの受電施設であれば、100万kW程度(原子力発電所1基分相当)の発電が可能なようです。宇宙では、大気の影響を受けないため、地上の約10倍のエネルギーを得ることができ、天候に左右されないので安定した供給を得ることができるようです。
宇宙空港研究開発機構(JAXA)で紹介されているメリットを紹介します。
・化石燃料を利用する発電システムと比べ、宇宙エネルギーシステムの二酸化炭素排出量は一桁程度ひくく、原子力発電のように核廃棄物を出しません。
・天候に左右されず安定して大容量のエネルギーを得ることができます。
・太陽がなくならない限り、半永久的に利用可能です。
メリットだけでなく、デメリットもあると思うのですが、残念ながらJAXAでは紹介されていません。そこでwikipediaで調べてみた所、軍事転用、大気への影響、渡り鳥への影響がかかれていました。これからの技術なので具体的にはわからないみたいです。
ということで、生きてるうちに実現しそうなSSPSの紹介でした。
2010年 4月号掲載
そろそろ、夏に近づいてきました。
街で配られれいるうちわで涼を得ている方もおられるかと思います。
配られているうちわは、安上がりでいいと思いますが使わなくなったらごみとなってしまい環境にはやさしくないです。
そこで、私がお勧めするのは使い捨てではない扇子です。扇子の歴史は、古くて平安時代に日本で発明されたそうです。もとは、木簡(古代の書類)を束ねて片方に穴を開けて紐で縛って使用したという事から発明されているという説もあります。資源の再利用は奈良・平安時代から行われていたんですね。
扇子には、いろいろな種類があり儀式や舞などに使われる物もあります。
まあ、普段使いにはそういった物は使わないと思いますが。。
手で扇ぐ扇子では、さほど涼を得られませんが、扇子の柄や、扇子へつける香り等で涼しさをかもして見ませんか?しっかりとした物でも2千円くらいから買えますので買ってかばんやスーツの内ポケットに忍ばせてみるのもよいのではないでしょうか?
クールビス+扇子でこの夏を乗り切りましょう。気が早いかも・・
2010年 5月号掲載
※掲載した内容は、以下のデータ・ホームページを参考にさせていただきました。
■電気事業連合会HP http://www.fepc.or.jp/index.html
■JAXA 宇宙空港研究開発機構HP http://www.ard.jaxa.jp
■エネルギー白書
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編集発行人:ISO委員会
発行年月日:2011年3月