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フォーラム
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開催報告
株式会社大阪エヌデーエス(本社:大阪市中央区)は、2020年7月開催のフォーラムに引き続き、2021年2月12日(金)、 「OSAKA NDS Embedded Linux Cross Online Forum#12」をオンライン&オフラインにて開催致しました。
今回のフォーラムでは、Linux開発に立ちはだかる課題への挑戦 (~成功に導く答えはココにある~)と題し、 Linux新技術が相次いで登場しLinuxの役割が、一層重要になっているなかで、 OSS/Linuxにおけるモノの仕組/サービスなどの取り込みによって新たな価値を生み出し社会にインパクトのある 変革発信を行い続けておられますLinux Foundation Memberの皆様、各ユーザー企業様でご活躍中の OSS/Linuxエバンジェリストの皆様をお招きし、実際の適用や活用を行う上での様々な課題山積の克服に向けた 提言/事例紹介/対処法等の最新情報を交えご講演を戴きました。
ご参加の皆様、ご講演者様並びに関係者様からのご支援/ご協力を戴きながら、 7つのセッションを実施し大盛況のまま無事終える事ができました。今回のフォーラムでは前回同様、 皆様の健康と安全を最優先事項と判断致し、オンライン開催を基本に、 事務局としては初の試みとしてLive配信映像を加えたオンライン&オフラインというデュアル方式での開催と致しました。 運用など不行き届きな部分が有りました事、お詫び申し上げます。
今後も皆様からのアンケートによるご意見・ご要望をフォーラム運営に生かし、ご満足戴ける様、改善に努めて参りますので、 引き続き、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
次回フォーラムは2021年7月9日(金)の開催を計画しております。 お申込みは準備が整い次第、当フォーラムサイト及びメールニュースにて申し込み方法など詳細をご案内いたします。 皆様にはご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
開催日時:2021年7月9日(金)※予定
第一部 13:00-17:40 基調講演/事例研究(会場参加&Web参加)
第二部 17:45-19:45 懇親会(会場参加のみ)
定 員:200名(Web参加175名 会場参加25名)
開催形態:オンライン(WEB参加)または、オフライン(会場参加)
場 所:大阪(梅田)
※お申込み開始予定日 :2021年4月15日(木)頃にご案内させて戴きます。
(無料・事前登録制・会場参加者は先着25名定員)
目次
オンライン&オフライン開催概要
名称 | 『Osaka NDS Embedded Cross Online Forum #12』 |
---|---|
日時 | 2021年2月12日(金) 13:00~17:40 [開場:12:30 開演:13:00] 第一部 13:00-17:40 基調講演/事例研究 (Web参加/会場参加) |
参加方法 | オンライン&オフラインライブ配信(ZOOM Webinar併用) |
定員 | 200名(Web175名 会場25名) |
参加費 | 参加料無料 |
主催 | 株式会社大阪エヌデーエス |
協賛 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 STマイクロエレクトロニクス株式会社 |
◆プログラム
第1部
12:30 | 開場 | |
---|---|---|
12:30 – 13:00 | 事務局[お知らせ・Q&Aご案内] 協賛各社Information | 事務局/協賛各社 |
13:00 – 13:05 | 開会のご挨拶 | 平山 武司 氏 株式会社大阪エヌデーエス/代表取締役社長 |
13:05 – 13:40 | 【Keynote1】 「SW First の本質を考える」何故 自動車メーカー各社が ”SW First”、”SW defined vehicle” といった SWを前面に打ち出したコンセプトを主張しているのだろうか。これらのコンセプトを実現するための課題は何だろうか? 技術的な側面社会学的な側面の両面から今起こっている事の本質を考察し、我々はどう対応していくべきかを考えてみたい。 |
宗像 尚郎 氏 Linux Foundation AGL Advisory Board ルネサスエレクトロニクス株式会社 / シニアダイレクタ |
13:40 – 14:15 | 【Keynote2】 「車載マルチメディアにおけるLXCコンテナ適用例」コンテナを使った先行開発/製品開発のアイデアを実例交えて説明します。 |
木村 秀人 氏 株式会社デンソーテンCI事業本部 第一技術部 第二技術室 |
14:15 – 14:30 | Break 15min | 協賛各社Information |
14:30 – 15:00 | 【Case study1】 「Cyber Security for Automotive/Mobility ~Linux搭載の車載機器向けセキュリティからクラウドまで、 トータルでセキュリティを考える~ 」WP29、ISO21434の登場に伴い注目が集まる自動車/Mobility向けセキュリティについて、 インシデント例、データ、法規内容等を踏まえながら、考え方や対策についてお伝え致します。 |
小田 章展 氏 トレンドマイクロ株式会社 IoT事業推進本部 IoT事業開発推進部 パートナービジネス開発グループ Mobility Business 開発担当 |
15:00 – 15:30 | 【Case study2】 「オープンソースプロジェクトにおける産業向けサイバーセキュリティに対する取り組み」 産業向け組み込み機器サプライヤがオープンソースを活用して産業向けサイバーセキュリティ国際標準 IEC 62443を取得するためのベストプラクティスの考察・提案。 |
吉田 健人 氏 ルネサスエレクトロニクス株式会社 IoT・インフラ事業本部エンタープライズ・インフラ・ソリューション事業部 MPUプロダクト部第二課 |
15:30 – 15:45 | Break 15min | 協賛各社Information |
15:45 – 16:15 | 【Case study3】 「 Linux+RTOS によるリアルタイムアプリケーション対応」Linux と RTOS の共存に必要な仮想化や OS 間通信のソリューションについてご紹介させて頂きます。 |
加藤 吉之介 氏 株式会社ユビキタスAIコーポレーション TOPPERS 事業部 |
16:15 – 16:45 | 【Case study4】 「製造委託した際のソフト知財を守る」~STM32MP1で実現するセキュアなファームウェア書き込み~製造委託時のソフト知財を守る、 セキュリティ機能を備えたプロセッサ「STM32MP1」および安全なファームウェア書き込み環境を提供する 「 STM32 Trusted Package Creator tool」および「STM32 Cube Programmer」をご紹介いたします。 |
小谷 豊 氏 STマイクロエレクトロニクス株式会社 マイクロコントローラ&デジタル製品グループ・マイクロコントローラ製品技術部・アシスタントマネージャー |
16:45 – 16:55 | Break 10min | 協賛各社Information |
16:55 – 17:30 | 【Case study5】 「今、OSSで起こっていること、OSSで実現できること」OSSが広く使われるようになってきていますが、 OSSの機能や性能が飛躍的に伸びてきています。そのような現状をご紹介します。 |
吉田 行男 氏 OSSコンソーシアム顧問、オープンソースライセンス研究所顧問、 ThinkIT編集部アドバイザー、株式会社インプリム顧問 ThinkIT編集部アドバイザー 現在、ワイズ・プランニング代表 |
17:30 – 17:40 | 閉会&次回ご案内 | 事務局からのお知らせ |
各産業を取り巻く市場環境の変化は著しく、そのスピードが加速している中、加えて本年も、 新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け 社会、さらには人々の生活までが劇的に変化しております。 Webオンラインでのバーチャル開催に、今回はライブ配信映像を加え、一部をリアル開催とすることで、 当フォーラムのビジョンの1つである相互交流を通じた創造の場をご体感戴けた事と考えております。 従来より『企業・研究機関・学校などの垣根を超えLinux市場/動向/最新技術/運用&サポートなど多岐に亘る課題解決の為、 参加者同士の相互交流の場・解決に向けたヒントを得る若しくは創造の場としてご活用戴く』というフォーラムのビジョンは不変であり、 皆様と共に今後もご意見を頂きながらフォーラムのより良い運営を目指して参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
セッション内容
【Keynote1】「SW First の本質を考える」
宗像 尚郎 氏(Linux Foundation AGL Advisory Board / ルネサスエレクトロニクス株式会社 / シニアダイレクタ)
【Keynote2】「車載マルチメディアにおけるLXCコンテナ適用例」
木村 秀人 氏(株式会社デンソーテン CI事業本部 第一技術部 第二技術室)
【Case study1】「Cyber Security for Automotive/Mobility ~Linux搭載の車載機器向けセキュリティからクラウドまで、 トータルでセキュリティを考える~ 」
小田 章展 氏(トレンドマイクロ株式会社 IoT事業推進本部 IoT事業開発推進部 パートナービジネス開発グループ Mobility Business 開発担当)
【Case study2】「オープンソースプロジェクトにおける産業向けサイバーセキュリティに対する取り組み」
吉田 健人 氏(ルネサスエレクトロニクス株式会社 IoT・インフラ事業本部エンタープライズ・インフラ・ソリューション事業部 MPUプロダクト部第二課)
【Case study3】「 Linux+RTOS によるリアルタイムアプリケーション対応」
加藤 吉之介 氏(株式会社ユビキタスAIコーポレーション TOPPERS 事業部)
【Case study4】「製造委託した際のソフト知財を守る」
小谷 豊 氏(STマイクロエレクトロニクス株式会社 マイクロコントローラ&デジタル製品グループ・マイクロコントローラ製品技術部・アシスタントマネージャー)
【Case study5】「今、OSSで起こっていること、OSSで実現できること」
吉田 行男 氏(OSSコンソーシアム顧問、オープンソースライセンス研究所顧問、ThinkIT編集部アドバイザー、株式会社インプリム顧問 ThinkIT編集部アドバイザー 現在、ワイズ・プランニング代表)
Q&A一覧
[フォーラムセッション中でお答えできなかったQAにつきまして講演者の皆様よりご回答を戴いておりますので、ご紹介させて戴きます。]
【講演者:株式会社デンソーテン / 木村 秀人氏】
Q:LXC利用のConsに機能安全対応とありましたが、具体的にはどんな課題があるのでしょうか?事例を挙げて紹介してもらえると嬉しいです。
A:ハイパーバイザーを使った場合、ISO26262 ASIL-D認証を取ったOSを活用できる可能性があります。
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1411/10/news032.html
これに対して、Linuxで上記を取ろうと思うとOEMを巻き込んだ認証への対応が必要になります。
【講演者:ワイズ・プランニング代表 / 吉田 行男氏】
Q:社内でOSS推進をしておりますが、様々なOSS・ライセンス条項があり、本当に正しく理解・遵守できているのか不安です。 Webページでも色々と解説していますが、それも本当なのかも疑っています。どのように判断していけばいいでしょうか?
A:正しく理解するには、原文を読んで理解するのが良いと思いますが、専門家に相談するのが一番良いと思います。