OSAKA NDS Embedded Linux Cross Forum #3
開催報告
株式会社大阪エヌデーエス(本社:大阪市中央区)は、2016年2月のフォーラムに引き続き、2016年7月6日、「OSAKA NDS Embedded Linux Cross Forum #3」を開催致しました。
本フォーラムでは、社内外を問わず組込みLinuxを利用する全てのエンジニアを対象に技術的課題、最先端Linux技術情報の一元性の向上と、議論を通じた意見交換による利用者同士の横断的な協調を目的とした活動を行っております。
今回のフォーラムでは半導体メーカー・ツールベンダー・インテグレーター・組込み機器メーカー各社において組込みLinux開発の第一線でご活躍されてい る方々にご参加いただき、組込みLinuxにおける技術的な課題に加え、ROS(Robot Operating System)などについても議論し、大盛況のうちに終了致し ました。
ご来場者からは、「非常に深い技術情報を得ることが出来た」「普段聞くことが出来ない企業戦略の話を聞くことが出来てよかった」などの声が寄せられております。
大阪エヌデーエスは今後とも本フォーラム活動において利用者同士の対話を通じ、組込みLinux市場における全ての課題に、解決策を提案するべく貢献活動を続けてまいります。
目次
開催概要
日時 | 2016年7月6日(水) 13:00-17:00(受付開始 12:30~) |
---|---|
場所 | グランフロント大阪北館Tower C 8F Room C04 |
所在地 | 〒530-0011 大阪市北区大深町3-1(北館) |
最寄駅 | JR「大阪駅」(アトリウム広場)より徒歩約5分 地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩約5分 阪急電鉄「梅田駅」より徒歩約5分 交通案内リンク |
定員 | 75名 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
主催 | 株式会社大阪エヌデーエス |
◆プログラム
第1部
13:00-13:05 | オープニング | |
---|---|---|
13:05-13:45 | 【Keynote1】 R-Carコンセプト/Gen3及びLinuxの取組み |
吉田正康氏(ルネサスエレクトロニクス(株)車載情報システム事業部) |
13:45-13:55 | Break(10min) | |
13:55-14:45 | 【Keynote2】 アナログデバイスから見たロームの車載、産機戦略 |
錦織義久氏(ローム(株)コーポレートアライアンス) |
〃 | IoT市場拡大を見据えたLinuxカーネルドライバのオープンソース開発 | 岡田幸紀氏(ロームフィンランドソフト開発センター(ローム(株)) |
14:45-15:00 | Break(15min) | |
15:00-15:40 | 【Case study1】 R-Car Gen3 Linux Secure Execution Environmentの取組み |
伊東賢一氏((株)大阪エヌデーエスLinux第一チームリーダー) |
15:40-16:00 | Break(15min) | |
16:00-16:40 | 【Case study2】 kprobeによるEmbedded Linux Kernel動的解析手法 |
湯浅陽一氏(Linux Kernelエンジニア) |
16:40-17:20 | 【Case study3】 ROS(Robot Operating System)の概要とイーソルの取組み |
佃明彦氏(イーソル(株)) |
17:20-17:30 | Q&A Announcement |
第1部 セッション内容
【Keynote1】R-Carコンセプト/Gen3及びLinuxの取組み
吉田正康氏(ルネサスエレクトロニクス(株)車載情報システム事業部)
講演内容
R-Car H3コンセプト
・自動運転世代の車載コンピューティング
・コグニティブ・コンピューティング
・HMIコンピューティング
・R-Carロードマップ
・第三世代R-Carプラットフォームが目指すソリューション
・R-CarH3の特徴
車載Linuxの取り組み
・主要な車載情報機器向けOS
・自動運転世代の車載コンピューティング
・コグニティブ・コンピューティング
・HMIコンピューティング
・R-Carロードマップ
・第三世代R-Carプラットフォームが目指すソリューション
・R-CarH3の特徴
車載Linuxの取り組み
・主要な車載情報機器向けOS
【Keynote2-1】アナログデバイスから見たロームの車載、産機戦略
錦織義久氏(ローム(株)コーポレートアライアンス)
講演内容
弊社の車載、産機 方針
・モデルベース開発の導入
・機能安全の取り組み
車載戦略
・益々増大するコンピューティングパワーとそれに伴う課題
・最適なシステムアークテクチャの実現
・個別パワーデバイスとISO26262対応システムパワーデバイス
・ ASIL C,Dに対応するPMICコンセプト
・他のPower Devices
・ルネサス様 R-car Gen.3用PMIC(BD9571MWF-M)
産機戦略
・電気系回路開発におけるアナログデバイス
・モデル化の狙い
・モデルベース開発の導入
・機能安全の取り組み
車載戦略
・益々増大するコンピューティングパワーとそれに伴う課題
・最適なシステムアークテクチャの実現
・個別パワーデバイスとISO26262対応システムパワーデバイス
・ ASIL C,Dに対応するPMICコンセプト
・他のPower Devices
・ルネサス様 R-car Gen.3用PMIC(BD9571MWF-M)
産機戦略
・電気系回路開発におけるアナログデバイス
・モデル化の狙い
【Keynote2-2】IoT市場拡大を見据えたLinuxカーネルドライバのオープンソース開発
岡田幸紀氏(ロームフィンランドソフト開発センター(ローム(株))
講演内容
センター設立の背景
・データ駆動型社会の到来(IoT/ビッグデータ)
・ソフトウェアサポート要求の高まり
・プラットフォームリファレンスデザインの重要性の高まり
デバイスドライバのオープンソースソフトウェア展開
DevOpsによる継続的なソフトウェアリリースとサポート
・ソフトウェアサポート要求の高まり
・プラットフォームリファレンスデザインの重要性の高まり
デバイスドライバのオープンソースソフトウェア展開
DevOpsによる継続的なソフトウェアリリースとサポート
【Case study1】R-Car Gen3 Linux Secure Execution Environmentの取組み
伊東賢一((株)大阪エヌデーエスLinux第一チームリーダー)
講演内容
IVIの未来
・いつか来た道
・AGL Application & Security Framework
・プラットフォームリファレンスデザインの重要性の高まり
AGL Application Framework
・Packaged Web Apps
AGL Security Framework
・SMACK
セキュリティ
・脅威と課題
・TrustZone
・OP-TEE
弊社R&Dの取り組み
・デモのご紹介
・いつか来た道
・AGL Application & Security Framework
・プラットフォームリファレンスデザインの重要性の高まり
AGL Application Framework
・Packaged Web Apps
AGL Security Framework
・SMACK
セキュリティ
・脅威と課題
・TrustZone
・OP-TEE
弊社R&Dの取り組み
・デモのご紹介
【Case study2】kprobeによるEmbedded Linux Kernel動的解析手法
湯浅陽一氏(Linux Kernelエンジニア)
講演内容
Kprobes
・Kprobes特徴
・Kprobes動作
・kprobe構造体抜粋
Jprobes
・Jprobes特徴
・jprobe構造体
Return Probes
・Return Probes特徴
・Return Probes動作
・kretprobe構造体抜粋
・Kprobes特徴
・Kprobes動作
・kprobe構造体抜粋
Jprobes
・Jprobes特徴
・jprobe構造体
Return Probes
・Return Probes特徴
・Return Probes動作
・kretprobe構造体抜粋
【Case study3】ROS(Robot Operating System)の概要とイーソルの取組み
佃明彦氏(イーソル(株))
講演内容
ロボット関連の動向
・注目されるロボット技術
・ロボット市場の⾒通し
・ヒューマノイドロボット技術の現状
・生活支援ロボット技術の現状
ROS(Robot Operating System)の概要
・ROSとは何か
・ROSを活用したプロジェクトの例
・組み込みシステムから⾒たROSの課題
イーソルの取り組み
・ET Westデモ
・自動運転ソフトウェアAutoware
・ROS関連の受託開発
・今後の取り組み
・注目されるロボット技術
・ロボット市場の⾒通し
・ヒューマノイドロボット技術の現状
・生活支援ロボット技術の現状
ROS(Robot Operating System)の概要
・ROSとは何か
・ROSを活用したプロジェクトの例
・組み込みシステムから⾒たROSの課題
イーソルの取り組み
・ET Westデモ
・自動運転ソフトウェアAutoware
・ROS関連の受託開発
・今後の取り組み
第2部 懇親会