Advanced Technology Forum 2025 Spring 開催

「Advanced Technology Forum 2025 Spring」を開催します。

組込みシステム全体の特性や要求事項は、要求仕様の高度化により年々、複雑化の一途をたどっています。組込みシステムにおける様々な開発現場でもソフトウェアが車両の価値を左右する時代を迎え、メタバース・仮想化技術・セキュリティー管理対策など高度で複雑なシステム開発が求められています。これらの特性を理解、現状を整理、実現の為に求められる技術課題の実現を次世代技術発展の鍵を握るキープレーヤーの視点で、今後の展望を紹介します。また業界を牽引している企業7社のデモ展示を行います。

開催概要

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名称 『Advanced Technology Forum 2025 Spring 』
日時 2025年2月20日(木)
[講演] 13:00~16:35 (開場12:30) [デモ展示&懇親会] 16:45~18:15
会場 グランフロント大阪 カンファレンスルーム 北館 タワー C棟 8F >MAP                         
参加方法 事前登録制 (会場/オンライン) ※定員になり次第締切らせていただきます。
定員 会場:60名 オンライン:140名
参加費 無料
主催 株式会社大阪エヌデーエス
協賛 STマイクロエレクトロニクス株式会社
ルネサスエレクトロニクス株式会社

◆プログラム内容◆

12:30 開場
12:55-13:00  事務局からのお知らせ
[Q&A方法・アンケート方法・ご留意事項]
13:00-13:10 

開会の挨拶

13:10-14:10
(Q&A 5分含む)

【 Keynote 1】
「Synthesized メタバース時代へ向けて」

現在、IoTがIoEになり、XRがメタバースに展開、さらに生成系AIと組み合わされる新しいステージに速い速度で移行しつつあります。
大学でも情報学に関する領域のシステムを扱う研究室は、急激に変化する世の中の変化を先取りする努力が不可欠ですが、実際にこの4-5年で起こった研究領域の変化も合わせてご紹介するととともに、変化の察知と適切な対応をしくじると居場所を失う危険についても議論をさせていただきたいと思います。


東京電機大学
大学院理工学研究科情報学専攻 理工学部情報
システムデザイン学系 特定教授
神戸 英利 氏

休憩(10分)
14:20 – 14:55
(Q&A 5分含む)

【Case Study 1】
今さら聞けない組込みシステムにおける仮想化技術
 ~QNX Hypervisorによる仮想化のメリット、ユースケース~

産業機器、医療機器、車載機器などにおいて、クラウド、AI、HPCなど新たな技術が要求されるようになり組込みシステムを取り巻く環境は急速に進化してきています。レガシーシステムへの機能追加、複数ドメインの統合、セーフティレベルの異なる機能を統合するミックスクリティカルシステムといった課題に対して、ハイパーバイザーなどの仮想化技術が進んできています。
このセッションでは、QNXハイパーバイザーテクノロジについて解説するとともに、Linuxとの協調環境のユースケースなどについても解説します。


BlackBerry Japan株式会社
Principal Field Application Engineer
木内 志朗 氏

14:55 – 15:20
(Q&A 5分含む)

【Case Study 2】
LinuxベースのコンテナOSでIoT機器のセキュリティを高める

2024年9月30日「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」が発表され、EUサイバーレジリエンス法やUS Cyber Trust Markなどの国際的なIoTセキュリティ制度も定まりつつあります。IoT機器のOSとしてLinuxが使われることは珍しくありませんが、Linuxベースの機器がこれらの制度のセキュリティ要件をどのように満たしていくのかは、機器ベンダーに委ねられています。本セッションでは、コンテナ技術を利用したLinuxで、どのようにセキュリティレベルを上げ、これらの制度へ対応していくのか解説します。


株式会社アットマークテクノ
代表取締役社長
實吉 智裕 氏

休憩(10分)

15:30 – 16:05
(Q&A 5分含む)

【Case Study 3】
SDVの実現におけるソフトウェア開発の変化

クルマがソフトウェアで定義されるSDVの実現を目指し、自動車業界はソフトウェア開発における変革に直面しています。E/Eアーキテクチャの変化、ハードウェアとソフトウェアの分離、開発スピードの加速、車載通信の効率化、仮想開発環境など、新たに取り組むべき要素は多岐に亘ります。
本セッションでは、エレクトロビットの自動車業界におけるソフトウェアベンダーとしての35年の経験に基づき、SDVのソフトウェア開発における課題とそのソリューションについて概説します。


エレクトロビット日本株式会社
営業本部 シニアセールスマネージャー
久高 秀哉 氏

16:05 – 16:30
(Q&A 5分含む)

【Case Study 4】
アジャイルイノベーション:組込みシステムと顧客協働の新境地

製造業において、VUCA時代の外部環境の変化への適応は喫緊の課題です。NTTデータMSEは、顧客との協働を通じて組織変革を導き、アジャイル導入により組織のアジリティ(機動性)を向上させ、持続的な価値創出に取り組んできました。
本講演では、組織変革の鍵となる成功要因(KSF)とアジャイル導入で直面した課題、克服するために実施した具体的な取り組みと得られた洞察について共有いたします。これにより、アジャイル手法が単なる開発手法にとどまらず、組織全体の文化やプロセスを変革する力を持つことをお伝えいたします。


株式会社NTTデータ MSE
第一デジタルビジネス事業本部 エンジニアリングビジネス部 課長
熊倉 克成 氏

16:30 – 16:35

閉会の挨拶

16:45 – 18:15

デモ展示&懇親会

[出展企業]
株式会社アットマークテクノ
株式会社NTTデータ MSE
エレクトロビット日本株式会社
株式会社大阪エヌデーエス
京都マイクロコンピュータ株式会社
日本システム開発株式会社、他
                     (五十音順)

 


※本フォーラムの録画・録音・撮影・スクリーンショットやダウンロード・資料の無断転用は固くお断りいたします。
※プログラム内容・順番はお断りすることなく変更する場合があります。
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Advanced Technology Forum について

本フォーラムは弊社が事務局を担当し、2014年度より2回/年度の割合で、お客様・パートナー・学生など各分野の技術者が自由に参画できる、組込みLinux Forumとして開催してまいりました。
当初は社内のLinux勉強会として立ち上げたものですが、企画立案に深く関わってくださった半導体メーカー、Linux Foundation Memberなど、多くの有識者からのアドバイスを基に、参加メンバー間での技術情報シェアを基軸にし、技術者自身の早期スキルアップ実現と、企業間交流の活性化向上を目指し幅広い市場層に参加枠を広げ、現在までに多くの皆さまに参画いただいています。2022年度以降、最新技術がOSS/Linux技術と当たり前のように組み合わされて利用され、開発現場でのシステム構築はより複雑化の一途を辿る傾向となっています。この状況を鑑み、今後のフォーラムでは、必要不可欠とされる技術テーマである、AI周辺技術・セーフティ&セキュリティー・自動車開発などの次世代技術要素にフォーカスを当て、セッションを凝縮して半日でお届けします。